髭じじーの山便り!
井西山東 1200m 無名峰

広島県旧西城町熊野
2011年 2月 6日

うめのき(山) かな?
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2008年7月 池ノ段から撮影

今回の山は
井西山の左に連なる山です

久し振りに 広島県内の未知の山へ 山スキーで登って来ました
10数年前 県内の標高が1000m以上の山全てを 山スキーで登ろうと 1/25000の地形図を買いそろえた
1000m以上の山は 県内に60数座あるが 限られた有名な人気の山以外は 積雪期の情報は無かった
ましてや 山スキー情報は全く無かった
地形図をにらめっこしたり 無積雪期の下見に行ったりして 備北の山では 広島・島根・鳥取県境の三国山 広島・岡山・鳥取県境の三国山 古頃山・鳶ノ巣山・大鬼山・井西山・などの未知の山に登った
広島の山スキーのシーズンは短い 日曜日しか行けないので頑張っても年10回がやっとだ
いつの間にか滑りが優先して 滑りが楽しめる山スキーへ行くようになり 未知の無名の山は御無沙汰に・・・

記録も情報も無い山は 登った時の充実感は他では味わえない 
その山が 誰も登ろうとしないだけの山でも 「山スキー初登頂なのかな?」と思うとワクワクする
そのワクワク感を味わいに 無名峰へ
井西山の東側に 標高1200mのピークが2座連なる山が有る 
(井西山も無名で 何処?ですね 福田頭の南の山です)
この山は 池ノ段から福田頭方向を眺めた時 福田頭の左奥の井西山から 左に壁のように連なる高い山が見えた
地形図で確認すると 山名の記載は無いが1200mの標高がある連山のようだ
ネットで調べたが 山の名前も 登山記録も見つからなかったが何時か登ってみたいと思っていた

2002年2月 井西山&福田頭は 一般的な登山道の反対側の熊野の大トチから山スキーで登った事が有る
この時も 地形図と睨めっこして登ったルートだ
今回も 熊野の大トチから林道を登り 途中から1200m峰を目指せば登れそう・・・ 
今シーズンは雪もタップリ チャンスだ
7時前に 三原を出発
 R183号線沿いの比婆山駅を通過して 熊野神社を目指し左折
 熊野神社分岐を通過して 熊野大トチ下の集落へ 9時過ぎに着
9:43 準備をして出発 (標高672m)

髭じじーの山便り!

縦走路の北側(登山口方向)は滑り下りれそうだ
距離も近いのだが 少し下りると植林帯だ
地形も複雑だし 滑り下りるには大変だろう
標高が下がれば 谷筋には川が現れ通過不可
苦労する事が目に見えているので(再々経験あり)
素直に登ったルートを帰る
それでも一ヶ所 北に延びる枝尾根に間違って
少し滑りこんだ

西のピークまで戻り 隣の1192mピークとの鞍部が
開けて見え そこまで滑り下りた
そこからは樹木に邪魔されず 素晴らしいパノラマだ

植林帯を登って行くと再び林道へ出た
また林道を登ると 広い所へ 福田頭が見える
11:30〜55 バナナ休憩
なにか福田頭方向から人の声が聞こえるような?
誰か登っていたのかな?

下山して片付けていると おじいさんが歩いて来られた
ここからは見えないですが「あの山は 何と言う名前の山ですか?」と尋ねると 「うめのき」と答えられた
「うめのき山ですか?」 と聞き返すと 「うめのき」
そして帰ろうとしていると こんどはおばあさんが来られた
再びあの山は?と聞くと「・・・・・」 「うめのき山ですか?」と聞くと 「うめのきは うちの山だ」と言われた
「登って来ましたよ」と言うと 「雪の中 ごくろうなこってですなぁー」と

ちょっと話が噛み合わなかったような感じだが 
今日登った山は 地元では「うめのき(山)」 と言われているようだ?
御覧頂いた方で 御存知の方がおられましたら教えて下さい

15:37 無事下山

まともに滑れたのは林道だけだったが
未踏の山に登るのは気分爽快だ!
ましてや情報が皆無の山だから

まだ1000m以上の 山スキー登山未踏の山は20座チョット
1000m台の 豪雪の時でないと難しい山がほとんどだが
数座残っている 1100m以上の山は登りたいですね
(思っているだけになりそうですが・・笑)

ラクガキ ラクガキ  写真撮影用に綺麗なラクガキ それを意識して滑る(笑)
それでも 綺麗な真白な雪面 気持良く滑れた! 撮影が終わると 滑り台(登りのトレース)を直滑降

枝打ちされた檜林を滑り下りると
一般車通行禁止の看板の所の林道に出た

木が密集した所を脱出すると 開けた所に
足に疲れが出て ヨレヨレだったが滑れた

だが直ぐに 植林地帯に・・
キョロキョロ  何処を滑るの(笑)

ここがらgo  雪質は良くないが滑れる

14:15〜40
西ピーク&1192mピーク間の鞍部先
少し霞が掛かっていたが 素晴らしいパノラマだ

遅くなった・・・
井西山は諦めて ここから滑ろう
シールを剥がし 滑りモードへ

東の1200m峰から見た 池ノ段〜立烏帽子山です

13:17〜35
東側1200m峰ピーク
ここにも山頂標識は無かった
山の名前が分からないので期待していたのだが

バナナを食べながらキョロキョロ
吾妻山や立烏帽子が樹間から見える
普通なら山頂でシールを剥がすが
西の1200m峰までは 少々のアップダウンだ
シールを剥がさず帰途へ

東ピークへ登っているとき 確認出来た唯一のテープ
積雪時に誰か登ったようだ

あれが 東側の1200ピークだろう

予想以上の気持ちいい縦走路です

ブナ林の縦走路へ

12:44 
この辺りが一番高い
西側の1200mピークのようだ
山頂標識は無いかとキョロキョロ・・
何も人工的な物は無かった

予定では 東側ピークを往復して 井西山へ
と思っていたが 時間が掛かり過ぎた
とにかく東側ピークへ行こう
コンパスで方向を確認して出発

あれは? 雪が掘り起こされている 
周りを見ると鹿らしき足跡が有る 鹿のヌタ場かな?
鹿は砂浴びする生態が有ると聞いた事がある
積雪時でもするのかも?

山頂が近付いたようだ  ブナ林だ!

高度が上がると 吾妻山(左)も見えてきた 春霞か? 残念だがぼんやりと見える

尾根に登って行くと 井西山から福田頭が見えるようになった
2002年2月は 井西山へ登り おおはの峠(当時は名前は?でしたが)から福田頭へ登った
下りの樹林帯は植樹してまだ間もない時だったようで 滑るのに苦労した思い出が有る 懐かしい

尾根に登ると 山頂が白くなった池ノ段 立烏帽子山  そして竜王山も見えた

急な尾根を ヒーヒー言いながら・・・
数歩進むと ハーハー・・

牛歩の登りです(笑)

枝打ちされていて これなら滑って帰れる

一般車通行禁止の標識前を通り進んで行くと
倒木が林道を塞いでいた 兎さんは間を通過していたが
私は無理だ 林道は東の方向へ向かっていたので
ここから植林帯を直登する事にした

山頂稜線が近付いて来た

11時頃 地形図の林道終点辺り
右から登って来て 後の林道へ進む
左上へ林道が伸びていた

ヘアピンカーブを通過して進むと林道は
少し広くなり綺麗だ 帰りは滑りが楽しめそうだ

あの奥の山が山頂かな 遠いなぁー

雪庇で広くなった橋を通過
橋の上はウサギさんの運動場でした(マウスを上へ)

大トチの駐車場から奥の林道へ
小さなデブリ(雪崩)がいっぱい 帰りはスート通過しよう

あらら・・ 先客だ  大きいな まさがあれは
マウスを上へどうぞ  鹿さんだろうかな?

熊野の大トチ

出発 足跡は無い(ルンルン)

駐車場所から池ノ段(左奥)が見えた

集落から大トチへ入る所まで除雪されていて
大トチ入口に駐車して準備

熊野の大トチ分岐を左折すると
あれが1200m無名峰では(奥に見える山です)

青線を登り  下りも青線  一部赤線を滑り下りました

林道は西方向に続いていたが 後の斜面を直登して
尾根に出て登る事にした
地形図で判断して 西の1200mピークへ続く
尾根だろうと判断したからだ

吾妻山

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